伝統の手筒祭りと手筒花火の作り方

伝統の手筒祭りと手筒花火の作り方

東三河に伝わる手筒奉納祭り

東三河で盛んに行われている手筒花火は、神社のお祭りで神様に花火を奉納する形式が殆どです。手筒花火は揚げる人が作るのが一般的です。筒には竹が使用され、その筒となる竹を採取するところから自分で行われます。

竹切り(祭礼の1ヵ月程度前)

各団体はそれぞれ知人などを通じて竹林を確保しており、祭礼のおおよそ1ヵ月前に必要な竹を採りに行きます。 若い竹は割れやすいなど色々なノウハウがあり、通常3年以上経過した虫食いなどの無い真円で真っ直ぐな竹が選ばれます。 近年では良質な竹が減り、各団体とも竹林の確保が困難になりつつあります。

節落とし(祭礼の2週間程度前まで)

綺麗な花火を上げるには火薬がきれいに詰まる必要があります。そのために竹の内側の節を落とし、節の盛り上がりを徹底的に落します。毎晩集まりヤスリで根気よく丁寧に節を落とします。機械で磨けばすぐに終わる作業ですが手作業で進める団体が多いです。何かと効率を求めるのではなく、期間を掛けて非効率を楽しむのも祭りの醍醐味といえるでしょう。

縄巻(祭礼の1週間程度前まで)

節を落とした竹に縄を巻きます。(縄を巻いてから節を落とす団体もあります)各団体で様々ですが、縄の他に紙袋や南京袋、畳表などを使用してしっかりと仕上げます。

火薬込め(祭礼の3日前~前日、当日)

花火工場の敷地をお借りし、自分の竹に自分で火薬を込めます。黒色火薬と鉄粉、焼酎を適度に混ぜて練り合わせ、込棒と呼ばれる専用の木の棒で竹にしっかりと火薬を込みます。

※上記は東三河で行われている一般的な手筒祭りを紹介したものです。植田屋の演出では安全性などを考慮し竹ではなく紙管を使用しております。